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2008年 02月 29日

ママンと介護認定

ママンの介護申請をした。介護の認定というものは、介護の認定をおこなう人がきて話を聞き、それから一ヶ月後に等級がいいわたされるらしい。

今日はママンのもとに介護の認定をおこなう人がくる日である。わたしも同席するために病院に向かった。

ママンはかなり元気である。元気というのはいいすぎか。動きはニブイのだが、たいていのことは多少の介助だけでやれてしまう。

嬉しい状態なのだが、これはこれで困る。

介護保険には等級がある。等級が上がると、受けられるサービスが増え、適用される保険料の限界が増える。等級は自活能力が低ければ低いほどあがる。

すなわち、元気だと問題があるのだ!

病室でママンと話していると認定をする人が現れた。げ! マズい! ママンはベッドに「座っている」。初見は寝たままのほうが「弱っている感じ」がでないだろうか?

ママンは同室の人に遠慮して別室での質問を希望した。わたしを置いて、点滴をひっかけた歩行器に体を預けて部屋を出て行く。ああ、ママン。そのあるきっぷりは元気すぎr

ママンは認定士の質問にハキハキと答える。うーむ。シロウトのわたしが聞いても自活能力が高い。これは、あまり高い等級はとれないな。。。

「今日は何日ですか?」「うーん。何日かなー。。。3月1日?」惜しい。今年はうるう年だw 2月29日にするには絶妙のひっかけ問題である。

終わってから、認定の人に訊いた。「こういう質問は答えられないかもしれませんが、だいたいどれくらいになりそうですか」

やはり答えにくい質問のようだが、なかなかいい人で「たぶん」と前置きして答えてくれた。「要介護1です。2は微妙なところです」

1だと電動ベッドが対象外になるらしい。トホホ。ママンは電動ではなくてもいいけど、ベッドは欲しいそうだ。ふーむ。購入を本格的に検討しようかな。どうせ買うなら電動だな。わたしが末永く使ってやろう。

介護認定は「調査にきた日」のみを基準とする。実はママン、一週間後くらいに太い点滴用のチューブを埋める手術をする。それは介護のポイントに含まれるので、同席した看護師さんがその旨を伝えたところ「今だけが問題ですので、将来的なものは含めないんですよ」とのこと。

妥当である。あれもこれも手術予定だといえば、いくらでもポイントが稼げてしまう。今の現状だけ。それは厳しくて融通が利かないけど正しい。

その対策として「再審査」という方法がある。もう一度、認定を受け直せば、再び等級が見直される。問題は、いちいち審査のたびに30日かかるということだ。

介護の認定ごときに30日。。。体調が崩れたからと申請して、認定された日が葬式の日だった、なんて笑えるようで笑えない話もあるらしい。

ここをスピードアップして欲しいものだ。30日のリードタイムは民間じゃ致命的だろ。みなさんも介護保険を申請する場合は早め早めに。忘れないでね!
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by netnetnet_78 | 2008-02-29 23:35 | 看病日記
2008年 02月 27日

Good bye, My Sweetest.

会社に戻った。ドアを開ける。「部長だ」。わたしが所属する部署の部長だった。なぜそんなに笑顔なんだ。やっぱりコクってくるつもりか。

まず部長から「心の診療」の診断結果を返された。わたしは軽口を叩きつつ受け取る。「ああ。わたしの心の病が白日のもとにさらされるわけですね」そのとき所属する事業部長と眼があった。「それは今いる部が君にあっていないからではないかね?」

やるな。そこでさりげなく合いの手を入れてくる。さすがだ。しかし。「いえいえ。今まで働いていた場所での積み重ねでしょう」事業部長ニヤリと笑う。「そう返してくるか」うん。大丈夫だ。前哨戦はこちらが有利。さあ、はじめよう。

いよいよオニミキvs部長・ROUND2である。彼を論破するため、わたしのIQ120の頭脳は超絶高速回転をしている。あらゆる状況下において撃滅する作戦が立っている。最後の切り札も用意した。何をいってきてもはじき返す算段はある。

さあ。こい。さあ!

「まー、なんか、君がいないと回らないみたいだからさー、別に転部でいいや」

あれれれれれええええ??? そんなにあっさりコミットですか? あ、いや、それで都合が良いんですが、このわたしの、なんつーの、覚悟? 振り上げたこぶし? そういうのはどうなるんですか?

「仕事が終わったら戻ってくることもできるんだけど、正式に転部でいいのね?」
「あ、いーっすよwwww こっちもメンドいですしwwww」

終わり。え? 終わり? 
わたしが一生懸命考えた論破プラン、最後の切り札を出すまでの経緯、それも全部ださずに終わり?

えーまじー?
最後の手段・辞表を叩きつける最高にカッコイイ舞台だと思ったのにー。

というわけで、わたしは転部した。内定であって決定ではないがほぼ確定である。今まで同じ部・同じ事業部で一緒に働いていた方々。お世話になりました。

ただ、ひとつだけ気にくわないことが。ほとんど別の部の手伝いばかりしていたのに、なぜかボーナスは今の部にひきずられるらしい。この部は燃え燃えプロジェクトのおかげでボロボロである。赤字くんである。なので来期のボーナスは期待できない。

「あのー。ボーナスは新しい部のほうで計上されるんですか?」
「うちになる。悪いな」とシニカルに笑う部長。

わたしに燃やした原因ないんですが。。。別の部でそれなりに仕事してたんですが。。。なんか、もう、ガッカリである。やる気でねー。

ま。いいけど。わたしは今の事業部を脱出するという計画を前から立てていたのだが、思いのほか早く脱出できて満足している。あまり多くを望んでもいけないよな。

会社に帰ったついでに、後輩Bくんに話しかけてきた。新婚さんだが忙しいらしい。実にかわいそうである。疲れて憂鬱な表情を浮かべながらつぶやいた。

「給料も安いし、評価もされないし、仕事も忙しいし、何かもう嫌です。転職しようかな。。。開発者って評価されないですよね。システムのデザインができる開発者は評価してほしいです。。。開発が1年目でできるとかふざけんなって感じですよ」

今まで自分がいた事業部の状況をなかなか的確に表している。この手の不満はよく聞くので、是正しないとまじでデキる技術者いなくなるよ? 部というか会社から。

さらに部会でこんな話が出た。新卒生の就職説明会に出る人を募集しているらしい。わたしは手を挙げた。「あの地獄プロジェクトのことをスナオに説明していいんですか?」。地獄プロジェクト。わたしのボーナスの足を引張る憎き燃え燃えプロジェクトである。

部長曰く「そこは隠してはいけない。むしろ、いうべきだ。あれに耐えられない人はうちでは働けないだろうからな」

忙しさに耐えるとか耐えないとか、そういう話じゃなくて、それが人道的かどうかの話である。忙しいのが当然、暇があるのはおかしい。忙しい=仕事している。そういう発想は、好きじゃない。

今日一日で「やっぱり抜けて良かったーwww」と再確認しまくりである。まー、新しいところがどうかだけど、不満がある状態である以上、変化を期待できるってのはいいことだ。たぶん。

ひとつ心配事がなくなったので、とりあえず、よし。
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by netnetnet_78 | 2008-02-27 22:44 | 雑記
2008年 02月 26日

わたしの意向と現実

電話が掛かってきた。とる。「部長だ」。わたしが所属する部署の部長からだった。そんなにわたしの声が聞きたいのか。コクられても、その、なんだ、困る。

まず、その前に後輩Aくんの話をする。後輩Aくんは彼が所属する部長に呼び出しを受けていた。むろん転部の件である。今朝、にやにやしながら後輩Aくんに声を掛けて昨日の首尾を聞いた。

「殺気だっていました」

そちらの部長曰く「俺は話を聞いていない。お前の次の仕事は決まっている。転部などありえない」と後輩Aくんの主張すら聞くことなく、とりつく島のない様子だったらしい。

Aくんの次の仕事は某大規模案件に入れられるそうだ。死亡確定だね!

「あれ? あそこに君が行くのは最終手段っていわれてるとか、いってなかったっけ?」

後輩Aくんは昔4人で同じ場所のプロジェクトに乗り込み、Aくんをのぞく3人が退職においやられたという苦い過去を経験している。彼のトラウマを刺激しないため、手厚い保護がおこなわれていたようだが。。。

その禁を破るというのか?

「Webの開発をできる人がいないそうなので。。。」

とAくん。そうだね。なぜか今流行のWeb開発をできる人がわが社には少ない。もはやロスト・テクノロジーになりつつある。絶滅危惧種。それってとてもヤバい気がするんですがwwwwwwwおもに会社的にwwww

そんなわけで、後輩Aくんが転部できるかどうかは未定である。で、わたしの部長の電話に戻る。

部長曰く、もう一度会って欲しいとのことだった。同僚のアドバイスに従うと「他に好きな人がいるんです」と断ればいいらしい。なるほど。メモだ。

後輩Aくんの討死っぷりから想定するに、わたしも「認めない! 転部は認めない!」という話になるのだろうな。おそらく部長の上から圧力がかかっていると見た。

もう心が離れているので、ここは未練がましくつきまとわず、笑顔でそっと見送ってくれればいいのにね。いい男の条件は引き際を知ることです。

おそらく上司は上司の権限をもってして、わたしの意向を踏みつける所存である。上司の意向には下々のものは逆らえない。それが会社勤めのルールである。

でも、ひとつだけあるよね? そのルールを超越するたったひとつの切り札。社命に対する反逆。命じられた指示に対する革命。来る運命を迎え撃つ独立宣言。奴隷階級に与えられた唯一にして最強のカードが。

後輩Aくんはそこまで気が回らなかったそうだが、彼の死のおかげで傾向と対策がとれる。それを無駄にしないためにも、わたしはそのカードをこっそりと隠し持つ。

なんか後輩Aくんの話を聞いているとどうでもよくなってきたな。

後輩Aくんにはさらなる仕事が舞い込んでいる。別の後輩Bくんがやっていた仕事。納品直前にバグがあったため、なおさなければならない。

Bくんは別プロジェクトのトラブル(またトラブルかよ!)にかり出されているため、一緒に仕事をしていたAくんを急きょ5日だけ貸してくれとかいう話である。

もううんざりしてきてね。わたしを2週間だけ貸せだのとかもあわせて。

Web技術者がいないんだーとかいっているのは、目先の売り上げに走って後身を育てなかったからで、そのフォローのため少人数の技術者が支え続けるやり方にげんなりしたものを感じる。

だいたい、なんで仕事が多いWeb技術者が少ないんだよ。会社的にダメだろ、それwwwもう、この会社はダメかもわからんね。。。そんな気がする今日このごろである。

会談のシミュレーションはできている。どのパスを通過しても勝者はわたし。AルートもBルートもCルートもすべて。わたしの思い通り。ああ。どう転ぶのか。とてもとてもとてもとてもとても楽しみだ。武者震いする。
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by netnetnet_78 | 2008-02-26 23:33 | 雑記
2008年 02月 24日

介護の展示会にいってきた

ママンはいずれ退院する。

ママンの根本的な病状は回復していないけど、できる治療がそもそもない。一時の危篤状態を脱し、今では体力の低下以外は元気な以上、病院を退院する日が訪れる。申請して欲しいと主治医にいわれた介護保険もその一環である。

築30年?のわが家は当然バリアフリー? なにそれ食べられるの? という感じである。というわけで、いろいろと介護アイテムを用意しなければなるまい。家を造る人はバリアフリーは考慮しておいた方が良い。

「介護商品の大きな展示場があるんですよ」と看護師さんに教えられたので、今日はそこまでいってきた。

だだっぴろいビルの1フロアを半分ぶち抜いた空間は、確かに大きな展示場である。バリアフリーの観点なのか、やたらと空間を広くとっていて、肝心の商品の展示が少ないのがいまいちだった。

もっとこう、介護ベッドがだーっと並んでいるのを期待したんだが。

ところで、展示場を見る限り、客がいない。どう見てもテナント料だけでも採算がとれていないので、これはどうやって維持しているのかそちらが気になった。

なので、ボランティアっぽいおばちゃんを捕まえて聞いてみた。「ここは市が運営しているんですか?」おばちゃんは赤い紙をもってきた。そこには市と他にふたつの会社の名前があがっている。「運営している会社はこの2つの会社です。市の名前もありますけど」と少ししどろもどろ。

怪しいので家に帰ってから調べると、その2つの会社も市が金を出している。すなわち税金である。別にわたしは「この無駄遣いめ!」と怒るつもりはなく、単に好奇心で聞いたのだが、少しおばちゃんにプレッシャーをかけてしまったようで申し訳ない。

大規模な福祉の展示場! という謳い文句のわりには出品数や配置が甘い気がする。税金かけてやるならもうちょっと本気でやって欲しい。

展示場自体はたいして意味がなかったが、そこで手に入れた福祉商品カタログはなかなか有用である。見ていると、興味深い商品がいろいろと紹介されている。

・緊急時ボタン1発で看護師と連絡ができるサービス

なんて実にいいね。わたしが不在時、去年ママンは大量出血してひとりで救急車を呼んだ。そういうとき、相談できる相手がいるのは心強い。

・和式便所を洋式に変える商品

和式に洋式便座をかぶせるというシンプルな発想の代物。やっぱ体が不自由なときって、和式より洋式のほうが便利だよなー。うちは和式なので、こういうのは必須かな。

など。いろいろとアイディア商品が紹介されていた。

で。わたしが一番ほしいもの。それは。

介護ベッド!

あの病院とかによくある、ボタンでウィーンと頭の部分が持ち上がるアレである。

介護保険を適用して激安レンタルですませることも可能なのだけど、わたしは購入しようかなーと考えている。40万円くらいして勘弁してよ的な値段なのだけど、ネットで調べると20万円を切るので買えなくもないなーと。ノートPCと同じじゃね?

介護ベッド。なかなか快適である。楽なのだ。実に。ママンが使うのはもちろんのこと、ママンが天に召されてからも、わたしが使えば減価償却は充分可能だろう。

というわけで、介護ベッドを買いたいわけなのだが。。。

介護ベッドを普通に置いている店が見つからない。会社のショールームにいけば置いているようだが、値段が定価販売なので目玉が飛び出る。ネットだと実際に触れないし話も聞けないので不安。とちょっと困っている。ショールームで話を聞いてネットで買うしかないのかな。

畳敷きの和室にベッド置いていいのかよ的な根本的な問題も気になる。と、いろいろ考え中。
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by netnetnet_78 | 2008-02-24 22:11 | 雑記
2008年 02月 23日

やめて! わたしのために争うのは!

電話が掛かってきた。とる。「部長だ」。わたしが所属する部署の部長からだった。とったのは現場の上司だけど。

要約すると「合計2週間オニミキを貸してくれないかな」という相談だった。貸すというか、貸し出し中の人間を貸してくれというシチュエーションがシュールでいい。

なかなかキナくさい話だった。
・1週間でわたしがお客に話を聞いて要件をまとめる
・その要件に従い、誰それ某氏が2週間で開発する
・最後の1週間でわたしがテストして納品する

イッツァ、パーフェクト・スケジュール!!!
わたし>誰それ某氏>わたし。鮮やかに切り分けられた計画!

。。。ねーよw
何なんだこのタイトロープを渡るような雰囲気は。

そもそも開発するやつが話きいたらいーじゃーんと思うわけです。でも、そうしないんだね。それは恐らく開発者の能力的なものだろう。

開発者の経験年数が浅いからと考えるのが妥当で、たぶん部の空き人員を見ると新人の可能性が高い。問題はその経験の浅い人に開発を丸投げして大丈夫かということだ。

2日で話を聞いて3日で仕様をまとめて、誰それ某氏に渡す。そこはよろしい。だけど、誰それ某氏が開発を無事終わらせられるかは別問題である。

・わたしは会社にいないけど遅延発生とか誰が面倒見るの?
・仕様に関する質問が発生したらどうするの?

と疑問点がわきまくりである。仕様を託して、じゃあ2週間後~と旅だって、戻ってきたら、残骸のようなプログラムを渡されて、テストという名の大改修をするはめにににに。

うちの会社でよくある光景ですねwwwww

あまりにも完璧すぎるスケジュールなので、現場の上司は仕事があるから無理といって断った。実際3月は無理である。所属する上司の声はだんだんと不機嫌になっていったそうだ。マジでわたし今の部に戻れなくなってるんですけどwwwww

ただ、客先で仕事をしている人間を半月貸せとか無茶な話である。客に工数報告したらいないのバレるじゃないか。インフルエンザにでもかかったことにするんだろうか。

人を貸せだの貸さないだの、なかなかせちがらい会話である。

営業が来期とりかかる仕事の規模をきいてきた。概算でもいいから欲しいそうだ。なんで? ときくと、わたしがどこにもいかないように、すでに仕事が決まっていると他の営業を牽制するためだそうだ。

他の営業を牽制、ねえ。。。

何というか。。。いろいろと思惑はあるんだろうが、もうちょっと仲良くするべきじゃないかなw 会社の空気を現している感じがして実にいいんだけどさwwww
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by netnetnet_78 | 2008-02-23 00:10 | 雑記
2008年 02月 21日

雲の上の戦い

電話が掛かってきた。とる。「部長だ」。わたしが所属する部署の部長からだった。わが社ではMBOという制度で面談・評価している。

「ときにオニミキ。きみのMBOを見てあげようと思うのだが」
「あー。それ現場の上司にもう見てもらってますけど」
「なんだとっ!? もう転部したつもりか!?」

わたしが所属する部署を離れて、別の部署のお手伝いをしている、というのは過去に書いたとおりである。

MBOの面談をダシに転部の話がしたかったんですね部長wwwwww

あからさまな反応が実にかわいらしい。MBOを現場の上司と面談するのはマネージャからの依頼なので怒られる道理はない。

わたしも転部の件には話をつけたかったので「別に今日そっちにいってもいいっすよw」と愛想よく振るまい、会社に向かった。わたしの転部の話だとミエミエなので、現場の同僚から不安と好奇のまじった視線で見送られる。はははは。決断したわたしは強いよ?

というわけで。
オニミキvs部長である。

わたしの主張はこうである。「わたしは今の仕事をやり遂げるつもりである。この仕事にやりがいを感じている。君たちの部に戻るつもりはない! 断じて!」

部長はいった。「君がなりたいものは何かね」「かくかくしかじかだ」「それをするにはどうすればいいと思っている?」「仕事でやりますよ」「どんな?」

部長がわたしから聞き取った内容を書いていたメモ帳を指さし、いった。
「こ の 仕 事 で や る ん だ よ !」

部長の反応がよかった。「ああああああ~~~」。あまり絡んだことのない人だったが、意外と面白い反応をするな。

わたしの鋼の意志が通じたようである。しばらく考え込んでいたようだが、ふっと憑物が落ちたような雰囲気になった。「わかった事業部長にそう報告しておく」。

この発言は実に興味深い。すなわち、この聞き取りには事業部長の意向がからんでいる。なかなか細かいところで情報をくれるな、この人。

わたしの意向を確認して、ここまでわたしが言い切ったので転部はほとんど確定しただろう。ことの顛末を現場の上司に報告する。

すると、現場の上司が面白い情報を調べてきてくれた。

わたしの所属する部署と現場の部署は、今、人の取り合いをしているらしい。もともと同じ事業部が割れたため、人がごちゃっとまざっているのだ。

で。奪う側の現場の部署の事業部長の作戦が実に面白い。「えー。来期の目標売り上げはこれだけです」と無茶に高い値段を書いたそうだ。

えー、無理だろーというツッコミ。それを受けて、こう続けた。「これを達成するには社員がXX名足りません」

おいおい。そんな無理な目標を立てるなよ! にこう答える。「でも、今あの事業部さんから人がYY名借りております。これがそのまま転部という形にしていただければ、無理な数値ではございません」

策士キタコレwwwwww
この発言によって、転部の問題を会社レベルにまで引き上げて、より高い位置から集団転部の話を実現させようという腹づもりのようだ。で、実際、事業部長のうえが動いているらしく、今回の聞き取り調査となったらしい。

受けて立つ所属する側の事業部長は、単なる拒否もできなくなった。これを蹴るには会社にとってより魅力的な提案を出さないといけないから。

自分から高いハードルを設置して、それを条件に優位な状況に持ち込もうとする。なるほど。その発想はなかったな。

われわれ一般社員が知らないところで、雲の上の世界ではなかなか泥臭い戦いが繰り広げられているようだ。魑魅魍魎が腹の探り合いをする世界のようなので、汚れを知らない有象無象としては、雲のすきまからのぞくだけにしたいねwwwww

ちなみに、この話にはオチがある。わたしが部長に対して「今の仕事を完遂する! 戻ってくるつもりはない!」と言い放った逸話は現場の事業部長の胸に響いたようで

「その逸話はぜひ次の報告会で、現場の声として報告しないとな~」

といっていたそうだ。

でも、それって報告されると、わたしの所属する事業部にとってはアゲインストな逸話なので、もうマジで戻れなくなるんですががががががががが。
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by netnetnet_78 | 2008-02-21 00:39 | 雑記
2008年 02月 18日

ママンの近況

先日ママンがナーバスになったと書いた。土日月と見た限りでは、普通に落ち着きを取り戻している。体は慢性的に痛むようで、鎮痛の効果が薄れたときだけ余裕を失っているが、それ以外は非常に落ち着いている。倒れる前と変わらない。

この鎮痛。前にも書いたように麻薬系なのだけど、劇的な効果に驚く。効果がきれるとママンは眉間にしわを寄せ、痛い痛いとうめいている。それが薬を再投与するとすっと落ち着く。麻薬系は強烈だ。それを投与しなければダメなのかと言葉を失うほどに。

今週からリハビリを始めるそうだ。3週間寝たきりだったので足が萎えている。リハビリですぐに歩けるようにはなるらしい。本人も前向きなので問題はない。ママンの確定申告の紙が来ていて、わたしに記入の指示をするための一時帰宅に向けてがんばっている。

確定申告に必要な資料はだいたいどこにあるか想像がつく。病院にもっていけば帰宅せずに説明できるだろう。でも持っていかない。ママンは一時帰宅の口実を欲しがっていたから。ママンがそれを励みにがんばれるのなら、そういう提案はしない。

ママンは家に帰りたがっている。主治医はいった。「今の調子なら退院も可能でしょう」

とはいえママンが家に帰りたい理由がわからない。病院にいれば看護師さんが1日に何度か部屋を訪れて声をかけてくれる。呼べば来てくれる24時間看護体制である。たいていのことは愛想良くしてくれる。

家に帰ってきたところで体はろくに動かないし、わたしは仕事にいって家にはいない。日中はひとりでいなければならない。

ママンはテレビを見るくらいの趣味しかないので家でもテレビを見ているだろう。でもそれは病室でもできる。食事は摂れない状態なのでどこでも変わらない。病院には毎日通っているので、わたしと会えないことはない。

それでも帰りたいようだ。

であるなら、その要望に応えるのが看取るものとしての姿勢だろう。そんなわけでどうすればいいんだろうと考える。

主治医から提案されたのは「介護保険を申請してヘルパーさんを頼んではどうか」。

ママンの年齢ではまだ受給できないようだが、特定の病状の場合は可能となる。お役所が噛むので申請してすぐに使えるものではないそうで、どうしても1~2ヶ月は必要になるらしい。みなさんも覚えておくといい。

主治医はいった。「今は元気でも、いずれはひとりでできなくなるときがきます。子供さんにも仕事がある以上、介護は必要でしょう。申請は今からしておくべきです」

今はまだ寒い。「帰ってくるなら3月後半にしなよ」といった。ママンはいつまで生きられるかなと答えた。いずれママンは帰ってくるだろう。これが最後の家での暮らしになる。わたしに何ができるのか。今からそれを考える。
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by netnetnet_78 | 2008-02-18 23:22 | 看病日記
2008年 02月 16日

いろいろと悩み多き時期

今日はわたしの話である。

現場の上司が電話をしている。話し相手は会社の営業。内容はわたしに関することなので、自然と耳がぴくぴく動く。平たくいうと「わたしを抱え込むための算段」である。

わたしは別の部から「貸出」という形で今の職場に来ている。ゆえに現場の上司とは部が違っている。「貸出」は3月いっぱいの予定で期限の終わりが迫っている。

前任者がぱたりと倒れてしまい、仕事が動かなくなったのが去年の9月。客からクレームが出始めたため、急きょわたしが部をまたがって参上した次第である。

引き継ぎもなしで淡々と仕事を片づけるわたしに現場の上司は有用性を見いだしたようで、4月以降も使いたい意向を示している。仕事内容が気に入っているわたしも問題ない。仕事が遺漏なく終わるので客も満足である。

3者がWinWinの状況なのだが、ここで邪魔が入るんだな。
そう。わたしが所属していた部である。

貸し出された時点では「同じ事業部」なのだが、部の再編の関係で今は「違う事業部」になっている。貸し出された経緯も「同じ事業部だから燃えるのは困る」という理由があったためで、そのことを考えると4月以降の延長は難しいものがある。

2月の初旬、事業部長経由で「オニミキくれない?」という打診をしたそうだが、あっさりと却下されたそうだ。困った話である。

所属先の事業部長に「別に転部してもいーです」といったり、会社に帰ったとき上司に「いつ戻ってくるの?」と訊かれても「転部するんでここには戻ってきません」と地味に工作活動にいそしんでいたが、なかなかうまくいかないものだ。

そして、まもなく最終決戦がおこなわれる。

1末でお客さんには仮で来期の体制を報告していた。そこにはわたしの名前がデカデカと書かれている。お客さん告知済みだが仮は仮である。本決定は2末。そこにわたしの名前を載せるためには、この問題に決着を付けないといけない。

最終決定後に「うはwwwwごめwwwwオニミキwwwなしwww」と訂正したら、お客さんにフルボッコにされるだろう。

というわけで、今週中に決着をつけるそうだ。どう転ぶかな。

わたし個人は今の事業部を抜ける腹づもりが前からあったのと、仕事内容の魅力の差で転部したい所存であるが、哀しきサラリーマンのサガゆえにうまくいくとは限らない。

「オニミキが消えてしまったらどうしよう」と頭をかかえる現場の上司。わたしが優秀うんぬんの話ではなく、扱えるスキルエリアが今の流行りであるため、うちの単価では信頼のおける人を雇える可能性は多くはない。バクチになるだろう。

悩める上司とは別に、わたしはわたしで悩んでいる。ここに残留が決まれば別に良いのだが、もし残留が決まらなければどうするのか。そこが問題である。

ここを去るとなると、わたしの仕事面でのモチベーションが激減してしまう。元いた事業部で展開される仕事はだいたい予想できるのだが、あまりやる気が起きない。

節を曲げて仕事をするには、わたしの愛社精神は枯渇しすぎている。先日、会社に対するアンケートみたいなのがあって、その評価を付けていて気づいた。「こりゃ会社に不満があるってレベルじゃねーぞ!」みたいな。不満というより嫌いというより絶望である。

仕事へのモチベーションのダウン。帰属意識の欠如。それにママンが数ヶ月で死ぬという現実が追い打ちを掛ける。

ママンはそう永くはないので、退職をして最期を看取るのもいいかな、と思わなくもない。わたしが失業保険をもらい切るころにはすべてが終わり、灰になっているだろう。

IT業界は職歴さえあれば再就職が余裕である。それほど給料ももらっていないので、別に下がることもない。会社に対する魅力は絶無なので未練も後悔もないだろう。

今の職場に残留できないのなら、ママンの病気に乗じて一気に人生を動かすのも悪くはない。確かに、区切り目としては悪くない時期なんだ。今は。
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by netnetnet_78 | 2008-02-16 23:57 | 雑記
2008年 02月 13日

さくらん

アイスの購入を間違えたくらいで激怒するのが妥当かどうかはともかくとして、ママンが看護師さんの発言にキレたのは多少異常なところがある。ママンの性格上は妥当かとも思っていたのだが、どうもそうではないらしい。

そう。認識が甘かった。

今日は担当医に呼び出されていたので、会社を抜けて病院に行く。看護師とママンの会話が聞こえてきたので、外で待つ。会話が終わって出てきた看護師さんと目があう。看護師さんがシリアスな顔でいう。

「記憶が混濁しているんですかね。。。ちょっとナーバスになっています。子供さんとも距離を置きたいとか。。。」なんなんだその急展開は。この時点では、毎日きているから息苦しいのかな程度に考えていた。

担当医が病室にやってきて、ママンと一緒に説明を聞く。ママンは食事が摂れない状態なので点滴で栄養を摂っている。ただし、それではカロリーが足りないらしく、強力な点滴を打つ必要がある。その点滴を打つには肘か鎖骨のあたりから管を通す必要がある。

体に管を通す。点滴用なので末端は肌から少しだけ出ることになる。うーむ。ちょっと人体改造っぽい雰囲気。ママンが嫌がりそう。というか嫌だろう。

別に管を通すくらいはいいかと思って、わたしははいはいといったのだけど、ママンが無言のままである。先生は誓約書を残して行ってしまったので、わたしがママンへの意思確認をおこなう。

「内容はきいたかな。かくかくしかじかで。手術するよね」
「いや」

一言で終わりである。そのあと話をするが、だんだんとわたしへの罵詈雑言へと変わっていく。「情けない」「うるさい」「どっかいけ」「気色悪い」。いったいなんなんだ。

ママンは気が強く、他の人に対して攻撃的なところがある。どうもそれを覆っている理性の膜が取れかけていて、敵意がむき出しになっている感じがする。準備をしていないわたしは驚くのみ。突然やすりにでもかけられたかのように、心がじゃりじゃりじゃりじゃりとつぶされていく。つらい。

先日、担当医が「薬の影響でアンバランスになっています」といっていたが、それなのだろうか。単に病気だから気がイラだっているのだろうか。

「帰れ!」「もう二度と来るな!」とママンはキレにキレる。逃げ出したいところだが、わたしはママンに手術を納得させる必要がある。わたしは説明をする。それは感情の叫びでかき消される。

ああ。言葉が通じない。どうすればいいんだ。
押して引いて泣き落としてぼやいて独り言を言って。いろいろやってみてもママンを語り合う状態にできない。どうすりゃいいんだ。

そこに担当医があらわれ、明日の手術のために血管の太さを計ろうとした。ママンは頑として拒絶。担当医はしばらく根気強く説得していたが諦めて「ではやめましょう」と去った。本人が拒絶する以上、医師に手術をする義務も権利もない。それはそういうものだ。

何がママンの心の平衡状態を崩したのか。ナーバスな状態で平時でも嫌という手術の話を聞けばそりゃダメだろう。間が悪すぎる。

その後もママンは悪態をつき続ける。これは間違いなく異常だ。どうしてこんなことになってしまったんだ。心の安全弁みたいなものが壊れている。

ここ数日ママンはたまに変な言動があった。見えないものが見えるといったり、わけの判らないことを口走ったり。数日に1度だから気にしていなかったが、それは徴候だったのか。

わたしには何もできない。だから逃げた。手術をしないことになった以上そこにいる理由がない。「もう二度とくるな!」という言葉に背中をつかれて部屋を押し出される。夕日の差し込む部屋にママンと白紙の誓約書だけが残った。

会話にならないのでママンが何を望んでいるのかよくわからない。言葉を差し出せば暴言で返され、手を差し出せば冷たい瞳でにらまれる。また新しい問題だ。

わたし自身も疲れ気味なので、明日と明後日は病院にはいかないでおく。今日のことでドッと心に疲れが出た。少し間を開けて土曜日に行ってみるつもりだ。問題は、それで落ち着いているか。落ち着いていて欲しい。あんなママンを見るのは忍びない。
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by netnetnet_78 | 2008-02-13 22:22 | 看病日記
2008年 02月 12日

偏屈ばあさん

ママン陛下の食事制限が一部解除され、アイスが解禁になった。「アイスクリームが食べたい」とのたまったので、忠実な下僕としては買いにいくしかない。

というわけで、コンビニにいってガリガリくんを買ってきたわけだが、ママン陛下は激怒なされた。「これはアイスキャンディーでアイスクリームじゃない!」

アイスクリームとは一般的に何をさすのだろうか。由緒正しきWikipediaによると「乳製品を原料として氷らせたお菓子」だそうだ。なるほど。その定義に従うとアイスクリームではないな。

わたしのなかでアイス系の定義があいまいで、かつ、去年末ママンがガリガリくんを欲していたので、じゃあこれでとチョイスしたのだが。

激怒するママン陛下の会話を総合すると「本当はかき氷っぽいのが食べたいんだけど、ないならバニラ系でもいい。キャンディーじゃなくて、スプーンですくって食べるやつがいいんだ!」らしい。

ふーむ。それだけの想いを「アイスクリームが欲しい」にまとめられても。。。解析できないのはわたしの読解力のなさだろうか。修行がたりんな。

看護師さんがその場所にいたので「いやー。なーんか、ちょっと納得いきませんねー」と軽くボヤいてみたら、担当医に「お母さんとケンカしました?」と訊かれた。ビックリしたね。そこまでメモっているのか看護日誌。ヘタなことはいえんぞ。

でもなー。アイスが気にくわないからって、そこまで怒らなくても、ねえ?

で。今日、病院によるとママン陛下はお眠り遊ばされていた。哀れなる下僕としてはそのかたわらに付き添うのみ。

やってきた看護師さんがこんな話をした。「オニミキさんのお母さんね、回復したときに子供さんがずっと付き添っていたんですよ、と話をしたら、涙をぽろりと落としはったんですよ。これはお伝えしようと思っていたんですよー」「へー、そうですかー」

とチョットいい話をしていたら、ママン陛下の目がカッと開いた。「そんな話をするんじゃない。いわなくていい話があるじゃないか」と怒り出した。

もうビックリである。基本的に弱みを見せない人なので、そういうのを暴露されるのを嫌がるのは読めるわけだが、そこまで怒らなくても、ねえ?

というか、それ以前にわたしとあなたのやりとりは、病室内どころかブログという形で電子の海に垂れ流されているんですがね。。。知られたら首を絞められるな。

そんなわけで看護師さんにごめんなさいと謝り、ママン陛下には部下からの忠言として「わたしには何を言っても良いけど看護師さんに言っちゃダメでしょ」と怒った。そしたらママン陛下は「ふん、悪かったですね」とスネた。

弱っているときはしおらしいものだったが、元気になればいつもの勝ち気というか気の強いところが出てくる。うーむ。もうちょっとマイルドにならんもんかな。

担当医曰く「お薬の影響で精神がアンバランスなので、ふんふんと聞き流してあげてください」とのことだ。アンバランスね。昔の元気だったころと変わらんような気がするが。

虚勢が張れる程度には元気になった。そう解釈しておこう。
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by netnetnet_78 | 2008-02-12 21:26 | 看病日記