カテゴリ:映画感想( 34 )


2010年 01月 02日

ストライクウィッチーズがマジキチな件(いい意味で)

ストライクウィッチーズというアニメがあったので借りてみた。
なんかの賞を取ったのと評判が良かったのでね。

魔法力で空を飛べる美少女たちが足に戦闘機みたいなブースターをつけて大空を飛び、銃器を使ってネウロイという謎生物と戦うアニメである。

とにかくあざとい。作りがあざとすぎる。いい意味で。

今の時点で
・魔法
・美少女
・戦闘機
・銃器

である。
ヲタ好きの属性がこれでもか、とツッコまれている。

このアニメのすごいところは、さらにその先があることだw

美少女たちの着ている服がおかしい。主人公の服はどう見ても「スクール水着」に「セーラー服の上」を羽織っただけである。他の連中も女子は全員パンツ丸見えで歩いている。

ちなみになくなると「わたしのズボンがない!」などと言っているので、作者的には「これズボンだから! この世界のズボンだから! パンツと思うお前らがおかしいから!」という感じだろう。まるでどう見ても小学生の女子絵を「18歳です」と説明するエロゲーのようなねじ込み加減である。

下着姿で歩いているため、演出がとにかく極端である。
カメラワークが必ずまたや腰をなめるように動くのだ。

空を飛んでいるシーンが多いので、腰の位置が水平になっていることが多い。足下からのアングル=真横なので違和感がないんだね。だからカメラの動きにためらいがない。

狙いすぎだろwwww

微エロを売りにする以上、当たり前のようにお風呂シーンも標準搭載である。たぶん全12話のうち半分に入っていたんじゃないか?

とどめは意味不明な「ミミ・シッポ」仕様である。魔法力を発動するとなぜかミミとシッポが生える。主人公だとネコで、同僚だとイヌとかキツネ。いらんだろ、その設定www もうネコミミだしたいだけやんwww

つまり上に追加して
・パンツ
・微エロ
・お風呂シーン
・ネコミミ

という属性までフォローしている。

あざとすぎるわ!www

ここまでやってくれると逆にすがすがしいよね。おらー狙ってやらー! 売れ線のやつ全部つっこんでやんよー! みたいな。

あざとさに目がいきがちの本作品。
でもストーリーとしては悪くない。

基本的に、少女たちの友情を軸に話が進むのでさわやか。派手すぎたりシリアスなのもないので、ぼんやり見ているとぼんやりと楽しめる。

あと、ふざけた設定のわりには、かなり映像がガチだったりする。ハイスピードで空中をかっとぶ疾走感とか、重火器や戦艦の重々しさは手抜きなし。

属性や設定だけでヲタを釣ろうとせず、わりと作品自体も丁寧に作っている姿勢は好感が持てたかな。

あのあざとさも、あそこまでやってくれると笑えるのでOKだwww
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by netnetnet_78 | 2010-01-02 22:32 | 映画感想 | Comments(4)
2009年 12月 01日

映画マクロスFイツワリノウタヒメ・感想

今日は映画の日である。ゆえに1000円で映画が鑑賞できる。
無職なのだ。フリーダムなのだ。いかねばなるまい?

というわけで、マクロスFの劇場版を観てきた。

わたしのマクロス・スペックから説明しておこう。
マクロスは観たことがない!

むろん、マクロスF自体もな!
知っている知識は、シェリルとランカの顔と名前だけだッ!

そんな感じの感想なので、いろいろと希少価値があるかもなw

この映画は、てっきりTVアニメ版の後日談か、あるいは追加エピソード的な話かと思って見に行ったのだ。

総 集 編 な ん で す ね。

一緒に行ったマクロス観ていた人曰く「最初から真ん中あたりまでのエピソードをまとめた感じ」と言っていた。ふーん。

総集編として見てなかったので、序盤はすごく「???」だった。
あれ? なんでシェリルとランカは知り合いじゃないの? みたいなw 
頭のチューニングに多少の手間がかかったね。

総評として、一言で語ると「面白かった」です。
エヴァみたいに異常に面白い、とは思いませんでしたが、普通に面白いと思います。

特にアクションシーンのアニメーションがヤバすぎますね。
動きすぎ。速すぎ。派手すぎ。書き込みすぎ。すげー。

書き込みのキレイさに関しては戦闘シーンだけではなく、全体的にヤバいですね。背景とかむっちゃキレイです。さすが映画。手が込んでいる。

アニメ版は見てませんけど、うまく2時間にまとめてるんじゃないでしょうか。全然知らないわたしでも大筋はわかりました。

ただ、襲いかかってくるエイリアンの生態やら、歌の重要性のような世界観の細かい部分はさすがにぼやけてました。一緒に行った人を質問攻めにしてわかりましたけど。ガンダムでたとえると「ミノフスキー粒子がわからない」「ニュータイプってなに?」みたいなw

一番ビックリしたのは、ヒロインがランカではなくシェリルという事実。

てっきりランカが正ヒロインだと思ってたんですよ。ずっと。でも明らかに映画が「シェリル会」なんですよね。ていうか、ぶっちゃけ、ランカいらな(自主規制)。

「これってシェリルがメイン・ヒロインですよね」と一緒に行った人に言ったら、「テレビ版のランカはもっと空気ですよ」という辛辣な答えが。

えっ。
なんか、ヘンなコスプレしてるだけの姉ちゃんかと思ってたよ。

イツワリノウタヒメというサブタイトルは、シェリルのことみたいですね。知り合いから話を聞いて、わたしはこうまとめました。「ああ、ランカはニュータイプで、シェリルが強化人間ですね」と。ゆえにイツワリなのでしょう。そりゃ「シェリル会」だよなー。

なんでもガンダムにたとえる自分のガンダム脳はどうなんだろう。。。

「マクロス」というと「歌」なんですけど、なかなか展開が大変だなーw と思いながら、観ていました。

マクロス7?かなんかで「おれのうたをきけー!」とか叫んでた人が、歌で敵を攻撃するのは知っていたんですよ。だから、歌で攻撃できるの? と思ったらFは違うみたい。

今回、シェリルさんも敵と味方が交戦している最中に、戦場のど真ん中で歌を歌うんですけど、冷静に考えると超展開ですよね。戦場で歌って! それどころじゃないだろ! みたいな。

でも、脚本家がいろいろといい仕事してるんですよ。

こまめにシェリルが歌う動機付けみたいなのをちくちくとバラまいて、かなり苦しくはあるんですけど、「ねーよwww」にはならないギリギリのラインを死守するんですね。まさに白刃の上を走り抜けるような名人芸にちょっと感動しましたw

そんなとこでしょうか。観てない人もわかりますし、観た人もうまくまとめている、戦闘シーンはいいと言っていたので、総集編としてはよいのではないでしょうか。

2部構成らしく、真ん中から後半を次にやるみたい。
見にいくかねー。
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by netnetnet_78 | 2009-12-01 20:53 | 映画感想 | Comments(4)
2009年 11月 05日

0083感想

ソロモンよ! わたしは還ってきたァッッ!!

いやー、熱いですね! 0083!
ようやく、鑑賞しました。

「この程度のピケットなど!」と連邦艦隊をすり抜けていくガトーさんがカッコよすぎです。観艦式以降の主役はガトーでいいよね? よね? というくらいです。

そもそも、ジオン側のセリフのセンス回しがかっとびすぎなんですよね。普通に会話している連邦側に勝てるはずがない。ソーラーシステムの制御艦をぶち壊したときのガトーのセリフ「南無三!」ですよ? 思いつかねーよw

ガトーは最初のほうで「少佐の制服はないのか」と2回繰り返しているのがいいですね。最初は冗談だと思ったんですけど、二度いってるってことはマジwwww

ガトーに志を託すデラーズ閣下もすてきです。落下するコロニーの前にソーラーシステムが展開されたときですね。

「ガトーよ、意地を通せ! 現にコロニーはあるのだ!
 わしを宇宙のさらし者にするのか!? ガトー!」

その前段階のシーマさまの「ちょーっと暖めれば、ボンッ! アハハハハハ」という実にいやらしいセリフを受けての言葉だけに光ります。

そりゃシーマさまもキレて引き金ひいちゃうってものですよね。

ガトーは古めかしいセリフ回しが特徴的でしたけど、そのシーマさまはシーマさまでけっこう独特なんですよね。彼女の特徴は、表現が間接的、ですかね。

「このシーマの上前をはねるつもりかい!?」「お節介な男は嫌いさね!」「(月で面倒を起こすなと言われて)ぶつよ」「またあいつか。ひっぱたいてもわかんないのかい!?」

など、表現の仕方が直接的じゃなくて、比喩したような表現が多い。ストーリー的には裏切り以外はたいしたことしてないんですが、人気がある理由は独特なセリフのせいかも。

いろいろと賛否わかれる最後のニナとガトーとコウの修羅場シーン。わたしもちょっとイマイチな立場ですかね。

ニナの心情的にはわたしはさほど疑問を持ってないんですよ。

あそこでガトーの肩を持ったのは、たぶんガトーが撃たれていたから、でしょう。逆にコウが撃たれていたらコウの肩を持っていたと思いますよ。「ふたりとも大切な人」といったスタンスだと考えれば、とくに問題はありません。

気になるのは、ニナがコロニーに向かった動機ですかね。

あそこに旧知のガトーがいると知ってるなら、行くのもありでしょうけど、そんなのわかるはずないですからね。慣れないコアファイターに飛び乗って、わざわざ向かう理由がない。修羅場のシナリオを書くため! という作り手の先走り感があって、イヤですね。

第一話で、ニナがガトーに気づかなかったってのは、もうかなりアレですよねw Wikiによると、5話以降で監督が替わって方針変更があったから、だそうですが。もともとは顔見知りという設定はなかったそうですよ。

他にもけっこう無理やり感はありますね。ガトーが進路修正して北米にコロニーを落としたとかね。ジャブロー吹っ飛んだらやばいという、おとなの都合が見え隠れw ゼータにつながないといけないからね。

この件は一応、こういった見方ができます。そもそもデラーズ・フリードもアクシズ艦隊も現時点で戦端を開き、維持するほどの力を持っていない。よって、地球圏への牽制のみが目的であった。ジャブローに落としても単に混乱を招くだけなのでそれを回避した、とかね。

この作品のよいところは、一年戦争後の三年を生きてきた、ジオン兵たちの生活臭だと思います。

三年間を待ち続けた英雄、この日のために敵ばかりの地球で組織を維持し続けた将軍、昔日の闘争が忘れられない片腕のジャンク屋、海賊として生きてきた女指揮官。

忍耐と苦労の果てに、己の生き様に殉じて散っていく姿が、この作品のバックグラウンドに深みを与えているのでしょう。面白い作品だったと思いますよ。

さ。次は。。。
08小隊だな!
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by netnetnet_78 | 2009-11-05 21:39 | 映画感想 | Comments(8)
2009年 08月 03日

エヴァンゲリオン・破をみてきた

毎月1日は映画の日!
半額1000円は見逃せない。ぶっこめやああ!!!

というわけで。エヴァ・破を見てきた。

序では、6話のヤシマ作戦までだけど、今回は16話? だったかな。漢の戦いまでが描かれている。エヴァが暴走して使徒を喰ったやつね。

結果。
いや~マジで面白いですよ。
なんなんでしょうね。このおもしろさは。

まず、各シーンのブラッシュアップがいい感じ。

使徒戦で特に顕著なんだけど、TV版に比べると、各シーンの演出がかなり面白くなっている。使徒なら特殊効果や戦い方が派手で見ていて飽きない。

さらに、TV版と微妙に展開を変えてくるのが面白い。

トウジが乗ったエヴァ三号機には、今回、彼は乗りません。
さて、誰が乗るんでしょうか?w

ここがね。TV版を知っている人だと驚くんだよね。

え? そいつが乗るの? と。
え? ダミーシステム搭載したよね? 

乗る前に、そのキャラとミサトが会話するんですけど、もう会話内容が死亡フラグたちまくりなんですよねwww え? ヤバくね?

そういう差異が非常に面白いです。知らない人が見ても、純粋に面白いと思いますが、知っている人が見ると、そういう差異が面白い。心地よい。

ちなみに、話的にはラブコメですw

レイとアスカとシンジのナイス・トライアングルが見られます。
いやー、レイがねえ。。。その差異もまた、面白いw

新キャラのメガネっこ、マキナミ・マリは。。。顔見せって感じですね。影が薄いです。

上述の通り、三角関係がメインであるため、彼女は登場がすくない。次に期待でしょうか。な~んか企んでるみたいですがw

で、渚カヲルくんが衝撃の登場をして、いや、本当に衝撃を受けますよw シンジに向かって「今度は君だけでも笑えるようにしてみせるよ」

という腐のかたがた悶絶のセリフを残し次へとつながる。

うーむ。

序の次回予告を見たときは、なんじゃそりゃあああ! だったけど、ウソはないね。新フューチャーをからめながらも、テレビ版の筋ははずしていない。見事なリメイクだ。

さて。
次はいつくるのかな。

おまけ。

名ゼリフ「わたしが死んでも代わりはいるもの」に対するシンちゃんの「違う! 君の代わりなんていない! 綾波は綾波だけだ!」はカッコよかったね。シンちゃんがんばれ。
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by netnetnet_78 | 2009-08-03 00:22 | 映画感想 | Comments(6)
2008年 01月 12日

キサラギを見たまえ

遠い日の約束を果たそう。
とある映画の話をする。それは。

キサラギ。

キサラギ スタンダード・エディション
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B級を超えたD級アイドル。キサラギ・ミキ。
マイナーすぎるほどにマイナーなアイドル。

火事で早世した彼女を惜しみ、5人のヲタクたちが
一周忌の記念オフ会を実施する。

そこは5人のヲタクたちが、キサラギ・ミキの
思い出話に花を咲かせる和やかな場になる――
はずだった。

参加者の一人が
「キサラギ・ミキは殺された可能性がある」
と指摘しなければ。

そこから明かされていく
5人の出席者とキサラギ・ミキの関係。

次々と巻き起こる告発の連鎖は新たなる新事実に
よって打ち砕かれ、次の告発を生み出す。

キサラギ・ミキはなぜ死んだのか?
キサラギ・ミキは誰が殺したのか?

オフ会という密室の空間で、彼らがたどり着く
驚愕の真相とは!!!???

と。
力強く煽り文句を書いちゃうくらいにイチオシである。

この映画のすばらしい点は、その脚本の完成度である。
計算しつくされた、という常套句がはまりすぎるほどに、
完璧な構築である。

単なるギャグすら伏線であり、ある事実を提示した伏線が
さらに次の事実を呼び込む手がかりとなる。

ジグソーパズルのピースがバシバシとはまっていくように
真実への道が集約していくさまは圧巻。ひとつとして無駄な
シーンが存在しないと断言しよう。

素材をどこも捨てることなく調理しきった
料理人の手腕を見るが如くの感動である。

映画館で見たとき、各出演者のコメントが紹介されていた。
彼らのコメントはすべて「脚本が極上すぎるので出た」。

ミステリとして極上で、それだけでも充分にこの作品は
オススメなのだが、コメディとしても面白すぎる。

アイドル・ヲタという人種を素材としているため、
彼らの風変わりさが普通に笑わせてくれるのだよな。
イタさをうまく面白さに昇華しているというか。

最高級のミステリ+コメディ。
これが面白くないはずがないだろ?

と、いうのを半年ほど前に熱く語ったら、
「DVDが出るころにブログに書いてくれ」
といわれた。

ちょうど先週、DVDが発売されたので
書いたわけだ。レンタルがいつかはしらんが、
まー、何でもいいから見て欲しい。

当然わたしは映画を視聴済みだが、この作品には
敬意を評してDVDを買うつもりである。手元に
置いておきたいのでね。

ちなみに、このキサラギが楽しめた人には
以下の「アヒルと鴨のコインロッカー」も
おすすめします。これは小説だけど。

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技巧を極めたシナリオの妙。ぜひ堪能して欲しい。
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by netnetnet_78 | 2008-01-12 20:43 | 映画感想 | Comments(0)
2007年 11月 10日

エヴァンゲリヲン・序/庵野秀明

遅ればせながら「エヴァンゲリヲン・序」を見た。
10年以上前に流行したアレのリメイク作である。

いや。。。リメイクじゃないな。

エヴァンゲリヲンは
エヴァンゲリヲンであって
エヴァンゲリオンではない。

これは2周目の物語である。

その証拠に、作中の海はすべてが赤い。
LCLも赤かったな。前作は黄色じゃなかったっけ?
最初に登場する使徒サキエルも第3ではなく
第4使徒としてカウントされている。

さらに最後にカヲルくんがちらっと出てくるが、
シンジに対して「また君は三番目か。あいかわらずだね」
という1周目を意識したセリフをつぶやく。

物語は1-6話をほぼトレースしている。
シンジが第三新東京にくるところから、
ヤシマ作戦までである。

わりとうまくまとめているんじゃないかな。

・シンジ君がエヴァに乗るまでの展開に
 「間」がないため、ちょっと寸詰まり感がある。
・「おかえりなさい」「ただいま」がない。
・綾波レイのシーンが少なく、影が薄すぎる。

くらいかな。気になったところは。

それも脚本の全体的な流れから見れば
仕方がない感じもするので妥当。

あちこちで絶賛されているヤシマ作戦。
八面体サイコロ型使徒ラミエル戦。

いやー。確かに、これは面白い。

ラミエルの強いこと強いこと。
変型する! とかいろいろと言われているが、
変型よりもその純粋な強さにワロタ。

テレビでは単なる高出力ビームを撃っていたが、
映画版では充電率120%波動砲である。

圧倒的な光量がスクリーンいっぱいに広がり、
一瞬でエヴァを飲み込む。

勝てねーよwwww

と思わせるインチキくさい強さと言ったら。
あれを地球にぶっ放したら地球がなくなるぞ。

ヤシマ作戦はテレビ版のころから名作といわれて
いたわけで、それがパワーアップして帰ってきた
のだから、そりゃ面白くないはずがない。

1話ー6話は確か、もともとひとつなぎの作品として
作られていたはず。なので、それをひとまとめにした
総集編の完成度は高い。うん。楽しいね。

最後に予告がある。次の「破」はすごいな。
エヴァ6号機まで出てきて、月から飛んでくるのも
あるとかなんとか言っていたような。

アスカが2号機なので、次は2時間でさらに4機追加?
もはやウルトラマンの世界だな。

かなり話を変えてくるようで、
さすがは2周目といったところか。

次が実に楽しみである。
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by netnetnet_78 | 2007-11-10 21:24 | 映画感想 | Comments(2)
2007年 01月 11日

映画感想「ブレイブストーリー」

2500円という安さに負けて、
ブレイブストーリーのDVDを買った。

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原作の小説が良かったので、
興味があったのだよね。

両親の離婚による家庭崩壊の危機を回避しようと、
小学5年生のワタルが願いをたった一つだけ
かなえてくれる幻界へと旅立つ話。

読書感想「ブレイブストーリー」
http://onimiki.exblog.jp/5285289/

この映画が小説を越えられないことは
見る前からわかっていた。

映画には2時間という絶対的な尺がある。
文庫本3冊にも渡る膨大なテキスト量を
圧縮するには、あまりにも足りないのだ。

加えて、バックにフジテレビがついている。
テレビ放映を考えて、2時間枠の厳守を
求めるのは当然だろう。

そんな逆境に配慮してみてみると、
頑張ったなーと誉めてあげたい気分になる。

あの長い原作を極限まで削り込んでいる。
F1カーよりもムダがない感じである。

あの原作を2時間に圧縮しろ!
というプロジェクトXをクリアするには、
これ以外ないだろうという展開である。

小説に比べれば描写がたりんよなーとか、
話の展開が速すぎるよなーとか、
あのシーン、カットしちゃったかーとか、
そーいうのは、確かにある。

でも、この映画はこの映画とわりきれば、
それほど悪いもんじゃないと思う。

ただ、積み重ねたものが小説ほど厚く
ないので、どーしても薄っぺらいものを
感じちゃうのね。

この物語は、旅の果てに、ワタルが
最後にたどり着いた「願い」の結論にこそ、
すべてのテーマが込まれている。

その裏打ちとして1000ページもの
枚数が費やされているのだが、そのあたりが
少ないので映画版は説得力に欠けるかな。

まー、映像はキレイだよ。特にワタルの
勇者の剣のコミカルな動きとかね。
もはや自律型CPU搭載。すげー性能。

ただ、キャラデザがなー。。。ワタルと
主人公のライバルであるミツルのデザインは
かなりイイんだけどねー。他がビミョー。

あと、ジブリ手法をマネて、名の売れた
タレントを声優に揃えている。で、けっこーウマイ。
ワタル役の松たか子とか、フツーに声優できるぞ。

ただ、ウエンツはちょっと。。。微妙。
その彼がライバルのミツル役なのが困る。

ブレイブストーリーに興味があるなら
小説を読め、というのがワタシの解答。

地上波でいずれ放送すると思うので、
タダで見るにはちょうどいいかもしれない。
別に、酷評するほどではなかったからねー。

だいたい、夏場のアニメ映画評価は

トキカケ>>(越えられない壁)>>ブレイブ
>>>>>>>>>>>>ゲド

だったのだが、まー、確かに、そんな感じだなー
と思った。

なにが言いたいかというと、ね。
トキカケをはやくDVD化しろ!!111
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by netnetnet_78 | 2007-01-11 23:43 | 映画感想 | Comments(6)
2006年 12月 03日

映画感想「デスノート(後編)・金子修介」

デスノートの後編を観てきた。

DEATH NOTE -デスノート-
http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/

後編では、原作でいうところの、
「ミサ登場」からの話をなぞっている。

さて、脚本という点で話を書くと、
非常に良くまとめている。はっきり言うと、
脚本の展開は原作より好きである。

全体的な話は原作に忠実なのだが、
大きく変わっている部分が2つある。
・ヨツバキラ編
・ラストの展開

ラストが変わるのは、L編で完結する以上、
ライトをここでつぶす必要があり、必然である。

ヨツバキラ編は、原作ではLとライトの
共同捜査を描きたかったらしく、そこそこの
話数が費やされているのだが、必要性という
点で、かなり疑問があった。

この部分を最低限、必要な部分だけを
残してばっさりと削っている。おかげで、
Lとライトの戦いに集中できるのが良い。

特に、譲渡先の相手も秀逸。原作ではヨツバ社
という今まで関係がなかった連中だが、映画では
「キラ中継で視聴率を稼ぐテレビ局」のキャスター
として、何度も姿を見せているため、不自然さがない。

うまくリビルドしているね。

「キャスター=新キラ」にたどり着く根拠が
薄弱すぎて、あそこはかなりムリがあったが。
それくらいは、仕方がないかな。

脚本は好きなのだが、前編と一緒で、
役者があまり好きではない。。。

ライトもLもミサも、なんというか、
シロウトさんかしらん? という印象。
存在感が希薄というか、安っぽいというか。
前も書いたが、鹿賀武史の存在感のみガチ。

なので、脚本的には+評価だが、
役者的に-評価。よって、個人的には
プラマイ0というフツーの評価。

よくがんばっているな、とは思ったが、
とくに引き込まれることはない感じ。
役者の演技がなー。。。

個人的には「ライトの底意地悪い笑顔」
あれを再現してくれなかったのが残念。
もっとイヤらしく笑ってよ、藤原くん。

で、次から、
ラストシーンのネタバレをするので、
イヤなら読まないこと。
↓20
↓19
↓18
↓17
↓16
↓15
↓14
↓13
↓12
↓11
↓9
↓8
↓7
↓6
↓5
↓4
↓3
↓2
↓1
======================================

それじゃ、書く。
あの展開は面白いね。

ライトをハメるために、Lは自分の名前を
ノートに書いて23日後の死を確定する。

逆に言えば23日間はデスノートによって
殺されることがない、という状態。これにより、
ライトに殺されたふりをすることが可能となる。

事件を解決するためなら、自分の命もなんとも
思わない、Lの人間離れした感じがでていて
とてもいい。

結局は覚悟の違いだね。余命が半減することを
嫌って死神の目を拒否したライトと、自分の命すら
平然と投げ捨てるLの。そのあたりの対比がよい。

あと、二人の天才が最終的に死ぬ、という
展開は、物語的にはオイシイのもグッド。

ただ、いまいちよくわからないのは、
Lが自分の名前をデスノートに書いた理由。

L的にはミサだけではなく、ライトも逮捕したいため、
ライト自体を罠にかけて、キラとしての行動をとらせ
ようとした。

そのため、デスノートで殺されたふりをする
必要があり、デスノートで本当に殺されないように、
自分の名前を事前に書いておく必要があった。

それはいいんだが。。。
そもそも、殺されたフリをするタイミングを
どうやって計るつもりだったんだろうか。

作中ではワタリが死んだため、ほぼ同時にハッタリで
死んだフリをした、のはわかるが、当初のLの計画では
ワタリが死ぬ予定はない。なら、いつ死んだフリを
するつもりだったのか。しくじったら終わりだ。

それ以前に、すでにミサのデスノートはニセものに
すりかえているので、ミサによって殺される可能性はない。
Lは死神に殺されるのは予想外だったと言っているので、
ならば、なんのためにわざわざ自分の名前を事前に
書き込んだんだろうか。当初の予定なら死なないのだが。

あと、この計画は、ライト任せな部分がかなりある。
調子に乗って、さっそくキラとしての行動を開始して
くれたから良かったものの、しばらく静観していたら、
どうするつもりだったんだろうか。

死んだフリのタイミングもライトのその後の
行動も「Lは天才だから先読み」。デスノに
名前を書いたのは「不測の事態に備えて」と考えれば、
千歩くらいゆずれば納得できなくはないが。。。命を捨てるほどの
磐石な計画とも思えないな。

そこまでLも追い詰められていた、
と考えれば、アリな気もするが。

あと、もうひとつ根本的な話をすると、
あの時点で必死になってライトをおさえる
必要はないと思うんだ。

現世にあるデスノートは3冊。
1冊は死神のレムのものなので、
人間が使えるのは2冊である。

あの時点で、すでに2冊とも、
Lはデスノートを押収している。

Lはデスノートの総数は知らないだろうが、
すでに悪人の裁きが止まっていることは
知っている。

なら、命を捨ててまで、わざわざ犯人逮捕
するのもどうかと思うんだがなー。

Lは負けず嫌いの変人らしいので、
勝負に勝つために、そこまでしたんだ、
と言われれば、そりゃそうだろうがね。

ちょっと不自然な感じがするけども。
なんか、わたし勘違いしているのかなー。

おそらくこれは、Lもライトも死んで終わり、
というラストから計算して作ったため、
強引な感じがするんだろうねー。

と、多少ケチはつけたものの、
このラストは好きですよ、ハイ。
原作もこっちの展開だったらよかったなー。
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by netnetnet_78 | 2006-12-03 22:03 | 映画感想 | Comments(2)
2006年 09月 10日

映画感想「時をかける少女・細田守」

> Time waits for no one.
――時はただ、過ぎゆくのみ。

世間では
「ゲド戦記を見るならトキカケを見ろ!」と
言われているトキカケを見た。

トキカケ。時をかける少女とは、時間を巻き戻せる
能力に目覚めた少女のお話である。

主人公の女子高生、真琴の性格を評すると
「バカで善良なお人好し」である。

彼女はその、稀有な能力をよりにもよって
「自分の高校生活を楽しくする」ということに
注ぎ込みまくる。

カラオケをもっとしたいから、タイムリープ。
テストをやりなおしたいから、タイムリープ。
野球で友達を打ち負かすため、タイムリープ。
他人の恋を成立させるために、タイムリープ。


お前wwwww

この時点で彼女は、タイムリープに回数制限が
あると知らなかったので、仕方がないとは思うが。

このあたりのくだりは、アホな動機と、リープすると、
「ゴロゴロ転がって姿を見せる」という間抜けな演出も
あって、コメディタッチがGoodである。

そんなおバカな展開も、
最後はきっちりと締める。

詳細は書かないが、自分の力を
自分のために使わない。これがイイ。

友人のため、友人の運命を変えるため、
泣いても叫んでも戻らない時を戻すため、
残された最後のタイムリープを行使する。

最後のタイムリープ。最後の奇跡。
それをこともなげに人のために使う。
そこに利己的な気持ちはないんだよね。

自分のためではなく、他人のために。
人が人を想うことって、キレイだね、と
しみじみと思わせてくれる。

真琴はバカだが、善良である。人にも優しい。
彼女の周辺の人たちも、そういう感じの清々しさがある。

最近、映画やドラマで出てくる高校生ってさ、
だいたいスレている連中ばっかだから。なんか、こう、
ピュアな感じが、逆に目新しいというかね。

泣いて笑って喜んで。そして、悲しんで。
これは真琴の成長の物語である。ストレートに
感情を表現する真琴のキャラは見事だった。
キャラデザの貞本義行もいい。彼は本当にイイね。

あと、エンディングテーマもちゃんと聞こう。
商業主義に陥りがちで、映画と関係がない曲が
タイアップされがちなのだが。。。

このエンディング曲は完璧にテーマをとらえている。
美しい物語を締める、よい歌詞だと思うよ。

さて、わたしも宣言するか。
「ゲド戦記を見るならトキカケを見ろ!」

> あなたと過ごした日々をこの胸に焼きつけよう
> 思い出さなくても大丈夫なように
> いつか他の誰かを好きになったとしても
> あなたはずっと特別で 大切で
> またこの季節が廻ってく
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by netnetnet_78 | 2006-09-10 22:31 | 映画感想 | Comments(4)
2006年 09月 03日

映画感想「OVAヘルシング2巻」

> いまからぶっ殺しにいくぜ。
> 小便はすませたか?
> 神様にお祈りは?
> 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?
> まあ、自殺する時間はあるかもしれないから、死ねば?
> これマジおすすめ! じゃあみんな、愛してるよ!

OVAヘルシング2巻の感想である。
2巻は「ヴァレンタイン兄弟の襲撃」。

とりあえず流血しすぎだろwww
まるで豆腐でも割れ砕けるように
人が死んでいき、血の量がスゴイ。

それもダラダラ流れるのではなく、
プシャー! と飛び出て、ボトボト落ちる。

赤の絵の具どれだけ発注してるんだよ?w
北斗の拳もまっさおなスプラッタぶりであるw
だが、それがイイ!!! ヘルシングはかくあるべし!

> クビを切った? 心臓をついた?
> そこいらの吸血鬼と彼を一緒にするなよ
> そんなものでは死なない!

お話自体もかなりグッドよー!
いや、マジで。これは必見の価値がある作品。

1巻は正直いって微妙だった。原作に忠実すぎて、
わざわざ動画で作る必要があるのかよ? みたいな。
原作読んだらエーやんけ。

2巻もストーリーラインは忠実に守っているのだが、
細かいシーンやセリフがリアレンジされていて、
良い感じに原作の完成度を高めているんだね。

たとえば、ヤン・ヴァレンタインが交差点で足を止めて

> 上上ェ下下ァ左右左右ィィ!!!

と叫びながらマシンガンを乱射するとかね。
このセリフは原作にはないんだけど、これは後に続く

> こっちだけズルして無敵モードだもんなァ!

の布石である。こっちは原作にある。
コナミコマンドで無敵ということかw
このふさけっぷりがヤンの性格にぴったりw

他にもヤンの動きがね。音声解説でスタッフが
言っているように、実に「ルパンちっく」であるw
原作はそんな動きじゃないのにw。だが、それがイイ!

一番の必見は、アーカードが拘束制御術式を開放して、
ルーク・ヴァレンタインを追い込む当たりかなー。アノ当たりは
原作もヤバいが、アニメは300%増し。

まず、ルークの銃の乱射を受けて血みどろになった
アーカードの姿が原作よりヤバい。

> フフ、楽しい。こんなに楽しいのは久しぶりだ。

血をダラダラ流しながら笑う表情がヤバい。
顔のイッてる感じがありえないくらい危険である。
原作はあんなにイってないぞw

その後の展開も、音声・エフェクトの迫力がすばらしく、
人外のものとしての実力を遺憾なく発揮するアーカードに
戦況的にも心理的にも追い詰められていくルークの絶望感が
すごく表現できている。あれは、もー、あきらめちゃうねw

そんなこんなで、最後に「ナチス」の存在を暗示して終わる。
あーあ。言っちゃったよ。テレビでは海外進出を視野に入れて
ナチスには触れなかったそうなのに。

もう、後戻りはできない。好きなことやってるねw
だが、それがイイ!w いけ! いってしまえ!!!

> どうした。まだ足が二本ちぎれただけだぞ?
> かかってこい 使い魔達たちを出せ!
> 体を変化させろ! 足を再構築して立ち上がれ!
> さあ、夜はこれからだ。Hurry!Hurry!Hurry!Hurry!Hurry!Hurry!
> お楽しみはこれからだ。ハァリイ!ハリィィィィィ!!!
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by netnetnet_78 | 2006-09-03 22:08 | 映画感想 | Comments(4)