2008年 07月 06日

想い出をたどる

引っ越しの準備をしながら、家の片付けをしている。借家にも関わらず、うちの柱のあちこちには釘が突き刺さり、強力粘着シールで引っかけ具が張り付いている。

やったのは両親だが。。。なにせわたしが幼稚園に入る前から住んでいる。そのあたりの倫理観とかが弱かった時代なのかねー。。。仕方がない。子供としてわたしが釘をひっこぬく。バキン。バキン。

トイレの壁の落書きがある。

へタックソな人間の絵。その横に(ママンの名前)のブス!!! という文字。ああ。わたしだ。小学生くらいのわたしがトイレに書いた絵だ。

子供のころのわたしは、親に怒られるとトイレに逃げていた。トイレの電気を消されて、真っ暗になりこれまた半狂乱になるというIQ4の行動パターン。

そのころに描いたような気がする。残していくわけにもいかんので、消しゴミを滑らせてみるが。。。消えない!!! そりゃ、クソガキの時代から描かれたままの線である。もう同化しているんだなー。。。

汚れ落としで気合いを入れて拭きまくり、ママンの名前くらいは何とか消えた。腕が痛い。。。

そうやって家をきれいきれいにしていると、あー、なんだかなー。本当に立ち去るんだなーという気分になる。

家の中のものをはずすたびに、家の風景が変わる。それはわたしの知らない景色。だんだんとわたしが過ごした色が落ちていき、在りし日は遠き日へと変わり、知らない家が残る。

自分が長く暮らした家を引き払うってのは、格別な想いがある。ああ、終わるんだなー。そんな感じ。これは通過儀礼だ。終わりを受け入れるための。

そして終わって。終わるからこそ、何かが始まるんだろうけどね。
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by netnetnet_78 | 2008-07-06 20:42 | 雑記


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