2008年 04月 27日

DIVEがステキすぎる件

DIVE!! というスポーツ小説が面白いと聞き、手に取った。

うひゃー。これ面白いわ!

「一瞬の風になれ」以来の、さわやかな胸の高揚を感じた。
というわけで紹介。

DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)
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DIVEの舞台は「高飛び込み」。
高さ10m。着水までわずか1.4秒。

その圧縮された1.4秒に、選手たちは鍛錬に費やした膨大なる時間のすべてを捧げる。

冒頭からぶっ飛ばしている。

傾きかけた弱小ダイビングクラブに女コーチ夏陽子(カヨコ)が就任。彼女はこう喝破する。「来年のオリンピックに選手を出す」。それが親会社からつきつけられた存続条件だった。

はあ?
1年後に、オリンピック?

スポーツもので大きな目標をぶち上げるのはよくあることだが、オリンピックはないだろ。それ世界だろ。しかも4年後じゃなくて1年後。無理無理。

彼女のもとでその舞台を目指すのが主人公の天才3人。

トモ:成績は凡庸なる少年だが、内に秘めた才能は未知数。
飛沫:津軽の海でダイブしていた野生児。迫力ある演技がウリ。
要一:両親ともオリンピック選手。スキルは非常に高い。

名コーチのもと、彼らが自分たちの才能を磨き上げ、誰にも届かない高みへと目指していく姿は、ああ!! と叫ぶだけで言葉にならない快感である。

彼らは彼らで悩む。スポーツ選手にはつきものの故障に悩み、スポーツに、スポーツだけに捧げた青春に後悔し、仲間と雌雄を決する現実に迷う。

それでも彼らは10mの高みにたち、1.4秒の世界に身を投じる。何のため? 自分のため。その一瞬の燃焼で得られる快感を求めるため。

そんな彼らの挫折と栄光と友情の物語。

正直なところ、ちょっとご都合主義的だろとか、やっぱ無理だろと思うところもないわけではないが、この小説の輝きは、そんなものが些末にすぎないと思えるくらいに、まぶしい。
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by netnetnet_78 | 2008-04-27 22:22 | 雑記 | Comments(2)
Commented by Felis at 2008-04-28 17:26 x
週刊少年サンデーで好評?連載中です(´・ω・`)
Commented by オニミキ at 2008-04-28 20:28 x
>フェリ助くん
へえ? マンガ化していたんだな。
今度、ちらっと見てみるかな。。。
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