2008年 04月 13日

ママンが転院した。

先日、ママンが転院した。

転院先の病院は先だって見学済みである。
場所は地元の駅の真ん前。場所は近くなった。

転院は非常にあっさりしている。

早朝、病院に向かって、支払いを済ませる。
病院が用意した搬送車でママンを運ぶ。
ストレッチャーに乗せたママンをベッドに運ぶ。

ママンはストレッチャーで運ばれるので、ずーっと寝ているだけである。運ぶのも病院側の人間がしてくれるので楽だった。

そういえば、ママンが外に出るのは、2ヶ月以上ぶりだ。
1月の終わりに倒れて、ずーっとベッド生活だったからね。

新しい病院はどうなのか。
なかなか良い感じである。

第一に広い。

前の病院が大部屋に6ベッドなのに対し、今回は4ベッド。
内装も白くて汚れが少なく、なかなか雰囲気が良い。

「古い病院なんですけど、このフロアは2年前に改装して、そのときに床を4つにしたんですよ。」

古い病院である。わたしが子供のころ、入院していた場所だからな。少なくとも、それと同じだけの時間が流れているわけだ。

子供のころに見上げた病院は、とてつもなく大きくて。病院という存在感をずっしりと感じさせてくれた。大人になった今から見ると、それほどでもない。

背丈が伸びるって、そういうことなのよね。
それはママンも老いるという意味だ。

今、ママンは病状の関係で絶食している。プリンやゼリー、アイスといったお腹に負担のかからないものだけを食べている。栄養のほとんどは点滴から補充している。

前の病院の指示だったので、そうしていたのだが、ママンとしては何かを食べたいそうだ。そりゃそうだな。

新しい病院になると、そのあたりの方針もリセットするようで、お医者さんたちは「少しずつ食べられるように考えたい」といっていた。点滴だけというのも体に負担なのだそうだ。

前の病院は自称「治療するための病院」なので、医師の態度は「患者というより病状に向かい合う」感じであった。今回の医者は治る見込みのない患者を引き受けるだけあって、なるべく患者の満足を考えよう、という姿勢が見える。

おそらく、ママンは最期をこの病院で迎えるのだろう。できれば、残された時間を満足のいく形で過ごしてもらいたいものだ。

看護師さんはいった。「子供さんも毎日きてあげてください。家に近くなりましたし」

いわれなくても、だ。
わたしにはそれくらいしかできない。ならば、それをするしかあるまい。
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by netnetnet_78 | 2008-04-13 22:01 | 看病日記 | Comments(0)
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