2008年 02月 18日

ママンの近況

先日ママンがナーバスになったと書いた。土日月と見た限りでは、普通に落ち着きを取り戻している。体は慢性的に痛むようで、鎮痛の効果が薄れたときだけ余裕を失っているが、それ以外は非常に落ち着いている。倒れる前と変わらない。

この鎮痛。前にも書いたように麻薬系なのだけど、劇的な効果に驚く。効果がきれるとママンは眉間にしわを寄せ、痛い痛いとうめいている。それが薬を再投与するとすっと落ち着く。麻薬系は強烈だ。それを投与しなければダメなのかと言葉を失うほどに。

今週からリハビリを始めるそうだ。3週間寝たきりだったので足が萎えている。リハビリですぐに歩けるようにはなるらしい。本人も前向きなので問題はない。ママンの確定申告の紙が来ていて、わたしに記入の指示をするための一時帰宅に向けてがんばっている。

確定申告に必要な資料はだいたいどこにあるか想像がつく。病院にもっていけば帰宅せずに説明できるだろう。でも持っていかない。ママンは一時帰宅の口実を欲しがっていたから。ママンがそれを励みにがんばれるのなら、そういう提案はしない。

ママンは家に帰りたがっている。主治医はいった。「今の調子なら退院も可能でしょう」

とはいえママンが家に帰りたい理由がわからない。病院にいれば看護師さんが1日に何度か部屋を訪れて声をかけてくれる。呼べば来てくれる24時間看護体制である。たいていのことは愛想良くしてくれる。

家に帰ってきたところで体はろくに動かないし、わたしは仕事にいって家にはいない。日中はひとりでいなければならない。

ママンはテレビを見るくらいの趣味しかないので家でもテレビを見ているだろう。でもそれは病室でもできる。食事は摂れない状態なのでどこでも変わらない。病院には毎日通っているので、わたしと会えないことはない。

それでも帰りたいようだ。

であるなら、その要望に応えるのが看取るものとしての姿勢だろう。そんなわけでどうすればいいんだろうと考える。

主治医から提案されたのは「介護保険を申請してヘルパーさんを頼んではどうか」。

ママンの年齢ではまだ受給できないようだが、特定の病状の場合は可能となる。お役所が噛むので申請してすぐに使えるものではないそうで、どうしても1~2ヶ月は必要になるらしい。みなさんも覚えておくといい。

主治医はいった。「今は元気でも、いずれはひとりでできなくなるときがきます。子供さんにも仕事がある以上、介護は必要でしょう。申請は今からしておくべきです」

今はまだ寒い。「帰ってくるなら3月後半にしなよ」といった。ママンはいつまで生きられるかなと答えた。いずれママンは帰ってくるだろう。これが最後の家での暮らしになる。わたしに何ができるのか。今からそれを考える。
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by netnetnet_78 | 2008-02-18 23:22 | 看病日記 | Comments(0)
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