2007年 02月 21日

連ドラ感想「ハケンの品格・第7話」今回は伏線の話である。

> そこの森美雪。泣くのは昼休みまで
> 待ちなさい! ドアぶち破るわよ!
> 業務時間内はケータイの電源きっときなさい!

物語は、マクロ的に見てもミクロ的に見ても、
真ん中当たりで展開が切り替わる。これ、
古今東西のジョーシキである。

連ドラはだいたい12話前後ということを
考慮すると、7話は後半のスタートポイント。
クライマックスの盛り上がりに向けて、
いろいろと伏線をはりはじめる。

そんなわけで、今回は
役割的に伏線の回である。

新米ハケンの森美雪が提出した企画をめぐり、
マーケティング課の正社員、里中が部長の逆鱗に
触れてしまうというお話。

今回の話は「企画コンペ」。
創立80周年を記念して、社内外を問わずに広く
「企画」を求める告知がおこなわれる。

里中も「米・プラスティック」
などというセンスの悪さがタイトルからあふれ出る
シュールな企画を考える。

大前春子に添削を依頼するが、表紙だけで

> ダメです

と存在のすべてを否定され、なんとか中身を
見てもらっても、企画以前に「書き方」を
全否定される。

・企画の要点をおさえて1枚にまとめる
・冒頭に一番言いたいこと、結論を2、3行で言い切る
・補足の項目は箇条書きに
・漢字は全体の30%

これが読みやすい企画書のポイントだそうだ。
まー。。。基本だな。しかし、基本こそ重要。

このシーンの篠原涼子の演技が良い。

速読で企画書を読むときのオーバーな目つき。
早口で説明ゼリフを回しながらも、緩急強弱を
つけて飽きさせないような言い方。すばらしい。

「社内外」という言葉に奮起した新米ハケンの
森美雪は、ハケン社員だけが食べられる安くて
ヘルシーなお弁当「ハケン弁当」を提案する。

どう見ても、ダメな企画なのだが、
なぜか上層部が気に入ったそうで、

> そんなお弁当があるなら、
> わたしもハケンになって
> 食べてみたいもの。

いや、弁当食べたいからって、
ハケンになるとか、言い過ぎだろ?

さすがS&F社。伊達に冒頭から「名刺整理」
とかいって名刺カルタを業務中にやっていない。
社員も社員なら上層部も頭がお花畑である。

上層部の肝いりらしく、ベスト5に残り、
さらに入選の可能性が濃厚である。

しかし、問題がひとつだけあった。それは、
発案者の名前が「森美雪」であること。

里中の名前で出すべきと大前春子は提案していたが、
根が正直な里中は「森美雪」であることにこだわった。

> あなたは森美雪を守れますか?
> 守れます。
> 甘い。あなたは甘いんです。

営業部として残った「企画」が
正社員のものではなくハケン社員のものでは、
会社のメンツとして問題があった。

> 社員はハケンより優れていなければならない。

今まで給料泥棒にしか見えなかった部長が
鬼の形相になり、里中を呼びつける。

部長は里中に発案者の名前を里中に
書き換えるように命令するが、里中はそれを拒む。

里中では話にならないと考えた部長は、
人材派遣会社の担当者一ツ木を呼び出し、
「社風にあわない」と森美雪のクビを通告する。

明日の休日に部長に直談判しようとする里中に対して、
大前春子はいつもの冷たい声で言い放つ。

> 会社にとってハケンとはそういうものです。
> 都合が悪くなればすぐに切られる。

里中の優しさへのあてつけに「優しいだけでは
人は守れない」と大前春子は切り捨てる。彼女は
彼女なりの行動を起こすつもりだった。

自分の仕事をいかに効率よく進めるか。
それだけを考える大前春子がねえ。。。

彼女は彼女なりに怒っているようだ。
森美雪に対してブーイングする正社員に向けて、
こう言い切ったからね。

> ハケンの企画に負けた腹いせを
> ハケンに向かってする。あなたたちは最低です。

まー。。。彼女の場合は、
怒ってなくても言い切るんだろうが。

翌日。剣道場で子供たちに剣道を教える部長。
そこへスーツ姿の里中が押しかけ、話を聞いて
ほしいと頼み込むが、まともに相手にされない。

そこに白装束の大前春子が竹刀を持ってあらわれ、
部長に剣道勝負を申し込む。

> 君も剣道やるのか。
> まだ4段ですが。

胴の防具はつけているのだが、小手も面もない
という実に恐ろしい状況。しかも竹刀ではなく木刀。

この剣道。。。殺る気マンマンである。

スーパー派遣社員の木刀に追い詰められる部長。
その戦いを見守る子供たちの視線。

> 森美雪をクビにするのはやめなさい。
> 子供たちの前で恥をかきたいのですか。

ボソボソとつぶやきはじめる大前春子。
この人。。。部長を脅迫している!?

部長はその取引に応じてしまい、勝利と
引き替えに森美雪のクビを解除する。

目的のためなら手段を選ばない。
そこにシビれるアコがれるゥ!!!

めでたくクビをまぬがれた森美雪だが、
まだ災難は終わっていない。

森美雪の企画を部長は里中ではなく
東海林に差し出す。

> あいつはダメだ。
> 会社がわかっていない。
> この企画、おまえがやれ。

里中は切り捨てられた。
次回予告では左遷をくらってトバされるらしい。。。

これは里中に対する試練であるが、
同時に東海林への踏み絵でもある。

里中と東海林は仲の良い同期である。
今回も企画が思いつかず悩む東海林に、
自分の企画を一緒にやろうと里中は持ち掛けた。

その里中を、苦楽を共にした里中を踏み台に
することを、東海林はできるのか。

大前春子にも注目である。

明らかな形で人の援護をすることがなかった
大前春子だが、今回はみずから宣言して
森美雪(と里中)のフォローをしている。
これは心理的な変化である。

・部長に切り捨てられた里中
・親友を見捨てられるかを問われる東海林
・行動指針に変化が見られる大前春子

3者3様の分岐点。
さて。どう転ぶかな?

ちなみに、今回のドラマで一番面白かったのは、
大前春子の留守電メッセージである。

> 大前春子です。出ません。

せめて「出られません」。。。
そこをそう言わない。それこそ大前春子クォリティ。

<<過去ログ>>
連ドラ感想「ハケンの品格・第1話」大前春子(・∀・)イイ!
http://onimiki.exblog.jp/6336826/
連ドラ感想「ハケンの品格・第二話」変すぎ。だが、それがイイ!
http://onimiki.exblog.jp/6356174/
連ドラ感想「ハケンの品格・3~5話」面白いってレベルじゃねーぞ!
http://onimiki.exblog.jp/6465757/
連ドラ感想「ハケンの品格・6話」鬼の目にも涙
http://onimiki.exblog.jp/6481974/
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by netnetnet_78 | 2007-02-21 23:04 | テレビ番組 | Comments(0)
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