2007年 02月 06日

最高速度で数を当てよ!

お話は昨日、帰宅しようとするわたしの耳に
電話のベル音が届いたところから始まる。

すでにパソコンを片づけ、帰る気まんまんのわたし。
電話をとった上司がニコヤカに受話器を差し出した。
「お前の大好きなやつや」

さすが上司。気が利きますね!
あと30秒遅く掛かってきていれば。。。

相手はお客さんで、作成した帳票の値に不正があるとのこと。
さすがに修正する時間がないというか、パソコンを
しまっちゃってやる気がないので対応は明日にした。

その時点では、どーせ、しょーもない不具合
だろうと思って、楽勝な気分だった。明日、
1時間でなおしてやるぜ! みたいな。

で。翌日。
先に来ていた後輩くんがすでに調査を始めていたのだが、
おかしいところはないとのこと。

わたしも確認したが、確かに間違いはない。
。。。うーむ。

以前にも書いたが、このプロジェクトにおいて、
開発の仕様はまったく当てにならない。

とりあえず「ある」だけで、それが適切かどうかは
保証されていない。というか、たいてい間違っている。

というわけで、わたしは決断を下した。
この仕様は間違っている、と。

「正しい値はでないんですよ。エヘヘヘヘヘ」
ですませてくれるわけもなく、そういった場合、
恐怖の数当てゲームが始まる。
そう。正しい答えはどこかにある。どこかに。。。

IT業界の開発系のお仕事は「テーブル」というエリアに
大量のデータを貯め込み、必要なデータを取り出して、
集計や加工をおこなって出力するのが基本である。

よって、数当てゲームをする場合、対象となるテーブルから
・どうデータを引き抜くか。
・どのデータを集計するか。

そのあたりをひたすら試行錯誤することになる。
ヒントはデータの項目名称だけ。使用したい項目と
関連性のある名前を探し出し、それを足したり引いたり
コネくり回しながら、たったひとつの正解を探すことになる。

なんというか。。。
砂浜に埋もれた一本の針を探す
ような作業である。不毛だ。。。

調べている間にも何よりも貴重な時間は過ぎてゆく。
すでに本番稼働中。お客さまはすぐに帳票がほしいとのたまう。
あ。なんか、すごくエラい人が状況を確認しにきましたよ?

いやーん。プレッシャー!!!!
このあたりの気分はもう。。。

らめええええええ!!!

という感じである。
必死になって調べまくる。オニミキ、がんばってます!

調査対象の帳票は、お金の動きを見るためのものである。

前月のお金、今月のお金、その収支となっている。
前月+収支=今月になるのだが、一部のデータで、
その法則が成り立たないものがある。
収支がおかしいっぽい。

で、調べていたのだが。。。

前月=今月のお金が動いていないデータに、
なぜか収支の明細データがあったり。。。

前月≠今月の、お金が動いているデータに、
なぜか収支の明細データがなかったり。。。

先生!!!
どーみても、データが変です!!111

というわけで、データを作っているところに
上司経由で問い合わせるが、なかなかクリティカルな
回答がえられない。すでに外は暗い。ピーンチ!!!

そこで上司が決断した。
「そのテーブルつかうの、やめよう」

収支を表現するテーブルはいくつかある。今までの明細Aを
捨て、別の明細Bを使うことに決定した。

というわけで、大慌てでテーブルの読み方を変えて、
データを出力。そいつをExcelに貼り付けて、
集計の関数を書いて、すぐに検証する。

さあ。こいつでどうだ!!!
ピシーっと揃う0の羅列!
差し引きで検証したので、値が0とは、つまり合致しているとうこと。

YHEAAAAAAHHHH!!!!!
喜色満面の顔を見合わせる上司とわたし。
小さくパチパチと自分たちに拍手。

それで帳票を再出力して、お客さんに提出して
今日の業務は終わった。ぶっちゃけ燃え尽きた。。。

そんな感じで緊迫感と忙しさに満ちた、
なかなかにスリリングな一日だった。

ちなみに、その後、テーブルの作り先から連絡があって、
「明細Aでは一部の取引に関してはデータが正しくとれない」
というありがたい返答をいただいた。もう少し早く教えてくれ。。。
ていうか、それ、それでいいのか?

作れと言われれば、何でも作ってみせるが、
さすがに正解を探しながら作るのは厳しいな。
しかも、それがAs Soon As Possible となると。。。

想像力というか、妄想力が磨かれている毎日である。
この仕事が終わったら、ニュータイプになってるな。
たぶん。
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by netnetnet_78 | 2007-02-06 23:42 | 雑記 | Comments(0)
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