2006年 03月 19日

映画「有頂天ホテル」の感想

今さらだけど有頂天ホテルを観た。
三谷幸喜が脚本監督をつとめたやつね。

無数の小ネタと複数の登場人物だけで
からめて一本の話を作っている。
この構成の妙に舌をまく。

映画、というよりドラマというものは、
基本的に「主人公が目標をなし遂げること」
を中心として描かれる。

それが描けていない話は、焦点がボヤけていて
観客が話に入り込めないような展開になっている。
そういう映画は必ず面白くない。

有頂天ホテルのすごいところは、そういった
「絶対目標」をおかず、次々と小さな事件を
ドミノ倒しのように起こしていくだけで、
話を作り上げていて、かつ、面白いこと。

ハリウッドに出てくるような
・核ミサイルの発射を食い止める!
・施設が過激派に占拠された!
といった大ネタを一切出さず、ストーリーの
テンションを最後のその瞬間まで高め続ける
という超難易度をやってのけた脚本家の技術力に
敬意を抱いてしまう。

よくもまー、こんな芸当できたものだ。
こういった構成で作品として成功した
希有な例ではないかと。

三谷幸喜の作品らしく、あちこちにギャグが
散りばめられている。三谷幸喜のギャグは滑りがち
なのも多いが、今回はなかなか笑えた。
観客も笑っている人が多かった。

全体を貫く「ゆる~い」感じが、三谷ギャグの
入る隙間を作っているんだろうね。

いずれテレビで放送すると思うので、
必ず視聴しよう。マジでオススメ。

ちなみに、一番ウケたシーンは
「サンタの人形のクビを曲げて、ヒゲを筆にした」シーン。
ああいう、シュールなギャグは大好きw
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by netnetnet_78 | 2006-03-19 23:24 | 映画感想


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