2014年 07月 12日

ベネッセの顧客情報流出事件についての雑感

最近、興味深いのはベネッセの顧客情報流出事件です。

マクドナルド社をオワコンにした原田さんが就任したばかりという、その瞬間を狙ってのこの事件。まさに原田さんの手腕が問われます。ある意味で原田さんはラッキーなんですけどね。就任のタイミング的に彼の責任は問われないので、炎上を防げば彼の手柄、炎上させても運が悪いですみます。

そんななか、今のところ、ベネッセの立ち回りのうまさは驚異的です。

事件が起こった背景としては、関係者の図は以下のとおり。

ベネッセ>ベネッセのIT子会社>その下の雇われ会社>あとはわかんね

ベネッセ的には、この孫請け以下のカオスな部分が顧客情報を持ち去ったのだ、と言っています。

まさにクソIT業界のお家芸である下請連鎖の縮図であり、その魔境においてプライバシー順守などというコンプライアンスが守られるはずもありません。

論外なのは、この魔境レベルの外部要員に、こんな大量の顧客情報を扱わせていた&持ちだし可能だったという、ベネッセ(あるいは、その子会社)のクソ管理体制なのですが、今のところ、そこはクローズアップされておりません。

代わりに、ベネッセの積極的な情報開示により、その個人情報をうっかり買い取ってDMを流してしまったジャストシステム(一太郎とかを売っている会社)のほうが悪いような流れが生まれています。

でも、ジャストシステムは悪くないんですよね。

もちろん、名簿業者から個人情報を買うことの是非はあるでしょうけど、それを脇に置くと、盗品を買い取ったところで、それは罪になりません。善意の第三者というやつです。

ですけど、なぜかジャストシステムが悪いみたいな流れになっています。

これ、面白いのは、異変発生からベネッセは内部調査をし、そして、道義的な部分まで踏み込んでプレスリリースをしたんですよね。一方、ジャストシステムは不意打ちを喰らった形になり、完全に態勢が整っていなかった。なので、法律的な部分による「冷たい」プレスリリースをしてしまった。

それが悪手となり、ジャストシステムが悪のような印象になってしまいました。

というわけで、いたたまれなくなったジャストシステムは買い取った個人情報を削除する、というアナウンスをするわけですけど、そこでちょっと待ったが入るんですね。しかも、ベネッセから。

ベネッセ>消したら、証拠隠滅になるやろ! 警察に開示せんかい!

早く騒動から抜けたかったジャストシステムですが、ベネッセの電光石火の一撃で泥沼にまた沈められます。そして、正論を吐いたベネッセの株がまた上がり、ジャストシステムの看板が失墜します。

これについて、興味深いカキコミがネットにありました。

リア充・ベネッセvsコミュ障・ジャストシステムの戦い。

いや、まじでね。まじでそんな感じです。そうですか。エンジニアはコミュ障コミュ障と言われていますが、会社までもコミュ障なんですか。そうですか。。。

モンペたちと30年以上も戦っているベネッセと、ソフトを売っている会社の、人の感情に対する経験値の差が出ているのでしょうね。

ただ、皆さんも忘れないようにしてください。もともとの問題の根幹は、ベネッセのずさんな情報の管理体制にあるってことです。強いていうなら、ジャストシステムは被害者なくらいですから。せっかくiPhoneでIMEが解禁になったのにATOKがなくなったら困るじゃないか。
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by netnetnet_78 | 2014-07-12 21:33 | 雑記


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