2014年 02月 01日

ぼくのどくしょにっき 2014-1

今年は再び、活字の世界に舞い戻る!

というわけで、読んだ本とか映画を書き込んでいきます(現在進行系で更新)。点数は
5/絶対にオススメ!
4/わりとオススメ。そのジャンルが好きならば
3/そこそこ楽しめたけど、別に他人にはオススメしない
2/あんまり。。。
1/不愉快
?/面白さが評価軸ではない本

12.2/1 ウルフ・オブ・ウォールストリート<映画> 1点

セールストークの天才がウォール・ストリートで成り上がるストーリー、というか、成り上がった後のストーリー。下っ端時代の話は数分で終わる。後は、成金DQNがひたすらドラッグをキメてセックスしまくるシーンを延々と見せられる。徹頭徹尾、外道で下品。成功を延々と続けるだけなので、物語のメリハリも特に無い。一応、こういう物語のお約束として、最期は破滅するが、特にひねりもない。コメディっぽい演出も多かったが、基本的に無茶苦茶なことを言って勢いで笑わせようとするアメリカンなネタばかり。ただ、麻薬をキメたディカプリオが這いずりまわる演技は必見。あの怪しすぎる動きは見る価値があり、映画史に残してもいいだろう。

ヒルズ族ってやっぱり、こんなイメージなんですかね。



11.1/23 黒執事<映画> 2点

同名マンガを実写にしたもの。水島ヒロのセバスチャンは雰囲気があって、原作原理主義者でなければ、これはこれであり。ただ、相方の原作レイパー・ゴーリキーの演技に問題ありすぎ。セバスと坊ちゃんのやりとりが面白い作品なので、ぶち壊している。あと、漂うVシネ臭がすごく、出てくる悪役が全体的にチンピラっぽくて迫力に欠ける。脚本も、坊っちゃんが先行>ピンチ>セバスが追いつく>残作業を任せて坊っちゃん先行>行った先でピンチ>セバスが追いつく>(以下略)の繰り返し。もうセバスと一緒に動けよ、坊っちゃん。話の筋は全体的にこじんまりとまとまっていて、観客を巻き込む展開の凄みがなく、淡々と終わる。どうせなら、燦然と輝くおバカ映画になっていればよかったのだが。

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10.1/18 ラットマン 4点
2年ぶりに道尾秀介作品に挑戦。さすが、その切れ味は神、いわゆるゴッド。安定してますね。過去と現在の事件を扱いながら、様々に散りばめた伏線が後半に行くに従ってパタパタと組み合わさっていき、読者の想像を裏切る絵が組み合わさる様は見事。はっきりいって、ミステリとしてみればトリックはお粗末、事件もチープ。だけど、作品の真価はそこにない。むしろ、その程度の事件を、ここまでの読み物としてしたてあげた筆者の構成力がすごい。5点じゃない理由は、主人公の行動が「勘違い」から生じている点。あれだけのことをして「勘違い」とは。。。

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9.1/13 雪密室 3点
タイトルそのまま、降り積もった雪に囲まれた離れで殺人事件が起こり、周辺には発見者の足あとしかなかった――雪による密室殺人を扱ったミステリ。いわゆるオーソドックスな推理小説で可もなく不可もなく、トリックも度肝を抜くほどの独創性もない。量産型推理小説という感じ。登場人物が多い割に書き分けが明確ではないので、最初は登場人物の把握が難しかった。

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8.1/12 国家の品格 ?点
以前、売れた本。要約すると「西洋的な拝金主義、効率主義は行き詰まっている。今一度、武士道、もののあわれに代表される日本的な価値観・美意識に目を向けるべきではないか」と主張している。個人的には意見が一致しているので、特に新しい発見がなく、ああ、そうですね、で終わってしまった。日本は凄いと思うよ、うん。

本の内容よりも、どちらかというと、文章の書き方が参考になる。抽象的な事柄の割に、説明が平易で読みやすいのが良い。

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7.1/9 Another 4点
同名アニメの原作。いわゆる「閉鎖した村落に隠された呪い」系の学校版。さすがは新本格ミステリ作家の綾辻行人だけあって、謎の見せ方、情報の出し方、ひねりによるストーリーテリングの旨さは素晴らしく、ぐいぐい話を引っ張る。ただ、絶妙なタイミングでケータイが鳴って話中断の流れが多すぎるのはギャグの域。

話は面白いが、超常現象系ってので、ちょっとガッカリ。結局、超常現象によるルール設定を使うと「なんでもあり」になっちゃうので。最後も超能力で強引に犯人を当てる展開で微妙。ミステリ作家として「実は現実的な話」で「論理的に推理」をして欲しかった。その辺りが5点にならなかった理由。

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6.1/5 悼む人上/下 2点
名作・永遠の仔を書いた天童荒太の作品で、ずっと読みたかった作品。読んだ感想は。。。なんじゃこりゃ? あとがきによると8年くらい苦しんで書いた、とあり、なるほど、だから微妙なのか、という感じ。3本のストーリーが並行で進むが、関連性が非常に薄く、読者を引き込む魅力に欠ける。特に悼む人の話は、単に人が死んだ現場に赴く>悼むを延々と繰り返すだけなので、単調極まりない。最後のシーンは美しいが、正直、文庫本2冊を読む時間を費やす価値があったとは思えない。

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4.1/1 ゼロ・グラビティ<映画> 3点
監督のサディストっぷりが輝く作品。これでもかこれでもか、と主人公をいじめ続ける粘着質の極めっぷりが良い。脱出ポッドで逃げ出しても火災&水攻めのコンボとか徹底している。ハラハラドキドキで時間を短く感じさせる素晴らしい脚本だが、イベントがたっぷりすぎて、普通のパニック映画と差が感じられなかった。宇宙空間での孤独、みたいな、真に迫る恐怖を感じたかった。

ロシアの失態ヤバイだろ。米中の宇宙ステーション崩壊+メリケン4名死亡って、戦争レベルですやん。。。



3.2013/12/31 ジェノサイド上/下 5点
専門用語が多かったり、硬質な文体だったりと最初は読みにくさが目立つが、ホワイトハウス、日本、アフリカの物語がキーワードでゆるやかにつながり、進展とともに距離を縮めていく見事さに引き込まれていき、気にならなくなる。各グループの関係が明らかになっても、とんでもない冒険行でピンチに継ぐピンチで飽きさせない。これぞ、まさにエンターテイメント。読むべし。ただ、特ア賛美や歴史観が散りばめられていて、そういうのにアレルギーのある人は読まないほうが吉。

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1.2013/12/29 殺人鬼フジコの衝動 4点
白夜行のような、主人公が悪人系の小説。ただ、下劣感が徹底していて、出てくる人間はクソムシな連中ばっかりで、主人公の描写表現はネガティブ用語の連打。とりあえず、そういうのに耐性のある人でないとダメ。ただ、徹底しているせいか謎の疾走感があり、読みやすい文章と相まってすいすい読める。でも、本当に、この小説がゲスいのは、そういうところじゃなくて、最後に出てくる真犯人。善人の皮を被った、真性のクソムシ野郎を考えると背筋がぞくっとする。

「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!何も知らぬ無知なる者を利用する事だ!!自分の利益だけの為に利用する事だ!」

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by netnetnet_78 | 2014-02-01 20:37 | 読書感想


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