2010年 03月 10日

ロリきゅーぶを甘く見すぎていた

去年の電撃小説大賞の銀賞に輝いた作品に「ロウきゅーぶ!」というものがあります。

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)
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ひょ、表紙ががががががが。

通称は「ロリきゅーぶ」。ロリなんですね、ロリ。そう。これは小学生の女の子たちがバスケをする話です。帯の紹介がふるっています。

『このご時世に、あえて小学生女子をメインヒロインに持ってきた作者の勇気を私は買おう。出版する電撃も電撃だが、もはやなにも言うまい。編集部の男気も一緒に買おう。だからあなたは――、この本を買おう』

単なる萌え萌え小説かと思っていたんですが。。。
むちゃくちゃ面白いじゃねーか、これ!

ロリだ萌えだといわれがちですが、それは単なるキャッチにしかすぎません。ていうか、あんまりメインじゃないですね。ちゃんと面白い小説を書いています。それの隠し味としてロリやら萌えを使っている感じでしょうか。飽きずに読ませるためのギミックですね。

主人公で小学生たちにコーチをするのはバスケに冷めかけている天才プレイヤーでして。ロリよりも彼の独白がメインです。彼のバスケに対する渇望やコートに立つ選手たちへの羨望が読み手の胸を打ちます。

本当にバスケが好きでたまらない感じに「燃」えるんですよ。

別に小学生をフューチャーしてロリだ! で売り出さなくても、普通にいい小説として売れたと思うんですが、売り方が面白いですよね。中のイラストとかも目まいを覚えそうなくらい狙っていますしw 

これ、話題の青少年なんたら条例、生き残れるのか?w

過激なロリ絵が話題になっている点は多分にありますから、ラノベの売り方ってのは仕掛けかたが面白いなーと思いました。作品の魅力をイラストがうまく補完した好例でしょう。

家族に本を発見されると、たぶん「ゴミ虫を見るかのような視線」を向けられ、積み重ねた信頼が一度でガタ落ちになること間違いなしの表紙と口絵です。

気になるなら万難を排して一読くださいwww
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by netnetnet_78 | 2010-03-10 20:34 | 読書感想


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